入院付き添い体験記〜2歳3ヶ月RSウイルス性肺炎で入院!〜

オト
こんにちは。5歳児と3歳児と0歳児を子育て中の看護師、オトママです。
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オトブログを見に来てくださり、ありがとうございます。

 

筆者情報

 

本記事の内容

✓RSウイルスに罹患した経緯
✓RSウイルスによる肺炎の経過と治療

今回は2歳3ヶ月の長男がRSウイルスによる肺炎で入院したため、
その経過と治療についてお伝えします。

 

Prologe・・・
1週間ほど前から4歳長女が咳をしていて、その後長男も咳が出ていました。
保育園ではRSウイルス陽性者が数名出ていました。

 

 

発症1日目

仕事帰りにお迎えに行くと、

先生から

30分程前から熱が38℃台あります。
RSウイルスが流行っているので、
検査をしたほうが良いかもしれません。」と言われました。

 

そして帰宅後も38℃台の発熱が持続。
はありましたが元気でした。

 

 

発症2日目

発熱38〜39℃が続き、

病院を受診

 

オト
「保育園でRSウイルスが流行しています。」

と医師に伝え、検査をしてもらいました。

結果は、やはり「陽性」でした。

 

医師
「RSウイルスは特効薬がないので、対処療法になります。
風邪薬を出しておきます。
ステロイドの吸入もするので、また咳が酷ければ来院してください。」

 

と言われました。

 

 

オト
ということは、長女もRSウイルスだったのか・・・と思いました。

 

 

この時はRSウイルスなら4〜5日くらいはかかるけど、
それくらいで登園出来るかな〜
とかのんきに考えていました。。

 

 

発症3日目

発熱は続く。
咳の回数自体は少ないものの食欲が低下していました。

固形物は飲み込めず、咳き込み嘔吐が2回ありました。

 

 

この日も吸入に行き、様子観察していました。

 

発症4日目

発熱は続き、咳が悪化

時々発作のように止まらない事もありました。

睡眠時も咳で起き、なかなか眠れず。。。

 

 

かかりつけに受診し、
吸入してもらい
抗生剤の内服
も始まりました。

 

医師
嫌な感じだね〜。こじらせてるね。
ウイルス自体に効果はないけど、抗生剤出しておきますね。
オト
(どんどん悪くなってきてるな・・・)
ですが、食欲がなく抗生剤は苦いので色々混ぜても、
全然服用出来ませんでした。

発症5日目 入院1日目

 

この日はパパは仕事。

 

悪夢の発症5日目。

解熱せず。
夜間咳はとても酷かったです。

 

オト
(かかりつけからの紹介受診で、もしかしたら入院かもな・・・)

 

朝一で長女も連れてかかりつけに受診し、
吸入してもらいました。

 

医師
今日で発熱して丸4日は経ちますね。
咳も酷く、肺の音も良くなっていない。
そろそろ下がってるかなと思ったけど、厳しいね。。
医師
2ヶ月でRSウイルスで入院してるし、
肺炎になっている可能性もあるから、
レントゲン撮ってもらった方が良いかも。

 

と言われ、医師と相談して紹介状を書いてもらい、
子ども病院を受診することになりました。

 

 

 

診察、レントゲンの結果、

気管支炎、肺炎と診断。

 

 

 

 

レントゲン画像を見ましたが、
右側が「あ、これは、だめだわ。。」と思うほど、影がありました。

 

 

医師

ウイルスが上気道〜下気道まで侵入し、
肺炎になっているので、
治りにくい状態です。
入院して治療した方が良いです。
入院期間はだいたい8日間くらいが目安です。

 

と言われました。

若い女の先生で、小児科。という感じ。
とても優しく丁寧に説明してくれました。

 

 

ここまで長女はずっとついてくれていましたが、病棟には入れないので、

 

長男は病棟で少し預かってもらい、
長女を連れて帰るand荷物を取りに帰りました。

 

 

パパは早退してもらい、家で長女を見るため待機。

 

もうわちゃわちゃです。

 

入院の場合、病院に車を止めておけないので、
タクシーで向かいました。

 

 

入院中の治療は、

  • 24時間点滴(炎症値はそこまで高くなかったので、抗生剤はなしでした)
  • 4回/日の吸入
  • 適宜吸引

 

 

看護師さんは

状態観察や吸入・吸引、体拭きや入浴、点滴交換など、
頻繁にケアしに来てくれました。

 

そして状態や観察した結果など、
丁寧に説明してくれたのでとても安心出来ました。

 

 

 

そしてこの日入院したばかりなのに、
流血事件が起きます。

 

 

 

・・・・・・・・。

 

 

 

そう、鼻血です。

 

 

 

入院後〜細いチューブを使い吸引してもらっていたのですが、
鼻血が少量あり、
次の吸引では口からしか取らなかったのですが、
大量の鼻血が鼻と口から。。。

 

オト
泣いて触ってしまい、至るところが血まみれに。。

 

 

 

看護師さんも沢山来て、流血騒ぎになりました。

 

 

なぜそんなに鼻血が出たの?

長男は熱がある時や吸引の刺激で、鼻血が出やすいです。

前回入院の時も吸引で少量鼻血が出たことがありました。
今回口から痰をとったものの、鼻の方にも圧がかかり、
傷ついた粘膜が余計に傷つき大量の鼻血につながったと考えられました。
(看護師ママのワタシの考察でした)

 

 

オト
今までで一番、量が多くなかなか止まりませんでした。

 

オト
鼻を押さえて止めようとしても嫌がり、
泣いて暴れまわる子どもの鼻血を止めるのは大変でした。。

 

発症6日目 入院2日目

夜間はまずまず眠れていました。

この日は37℃後半で経過していました。

 

オト

一日を通して、食後に咳が多くなり、
出だすと止まらないことがありました。
食欲は少しずつ戻り、柔らかいものは食べれていました。

 

 

もともと好き嫌いが激しく、
病院食は軟飯と味噌汁しか食べませんでした。。

 

 

患児の食事は
病院食(3食プラスおやつ)のみ
他がお茶と水しかダメでした。

 

 

 

オト

親の食事も欲しがり、食べれないので大変です。
他のお子さんも親の食事を欲しがっていました。

 

 

昨日の流血事件があったので、この日は吸引はしませんでした。
「フー!」と自分でふいてもらうだけで、
「タラー・・」と鼻血がたれてきていました。

 

 

本人は入院生活に慣れず、
看護師さんが入ってくるたびに、グズグズ。。

ママがトイレや洗面などで少し離れるだけで、
泣いてしまいずっとひっついていました。

 

オト
他の子どもさんも皆そんな感じで、
ママが戦友に感じました。

 

 

オト
大部屋でしたが、
私は他のお子さんの泣き声や物音など
全然気になりませんでした。

 

月齢が0〜2歳だったので、
寝ている赤ちゃんを起こさないよう、それぞれ物静かに過ごすよう
気をつけている感じでしたね。

 

 

オト

我が子は体力が戻るにつれて、大声を出したり
かなり活発に動いていたので、
静かにさせるのが大変でした。

 

 

プレイルームもありますが、時間予約制でした。

 

基本的に病室で過ごすことになるので、
遊び道具にも飽きると、動画鑑賞するしかやることがなくなります。

 

 

「なんか観たい。」攻撃がすごくて、めちゃくちゃ映画を観ていました。。

(アマプラ様様。)

 

 

発症7日目 入院3日目

朝から平熱で経過していました。

 

オト
やっと下がったか・・・

起床時と食後に咳が増加していましたが、食事量はUPしていました。

 

 

 

主治医の先生が休日お休みだったので、
この日に入院時の検査結果を聞きました。

 

医師

CRP(炎症反応の値)は0.5で、少し上がっているだけなので、
退院前の採血はいらないと思います。
熱も下がっていて、水分も取れているようなので、
点滴を抜きましょう

 

と言って頂きました。

 

熱も下がり、点滴が取れた我が子は・・・・・・・・

 

 

 

 

 

解き放されたワンコのように動き回っていました。。。

 

 

プレイルームの使用許可がおりたものの、
予約がいっぱいでこの日は行けず、

病室があきた様で、廊下やラウンジをウロウロ探検していました。

 

オト
元気なものの、痰絡みの咳は時々出ていました。
鼻血の件があるので、この日も吸引はせず。

 

 

発症8日目 入院4日目

夜はぐっすり眠れていました。

 

熱もなく、咳が残っている程度でした。

 

 

 

ですが朝食後やはり咳込みがあり、
少量痰と共に食べたものを嘔吐してしまいました。

 

 

オト
吸引が出来ていなかったので、痰が出てきてよかったです。

 

退院前の採血はなく、レントゲンのみ撮りました。

そしてレントゲンの結果、

 

医師
入院時より肺炎は少し改善しています。
完全にレントゲン上で影が消えるのには、2〜3ヶ月程かかるので、
退院しても風邪で重症化しやすっかったり、咳は残ります。
眠れており、ご飯も食べれているので、明日退院予定にしましょう。

と説明がありました。

 

オト
完治するのに、2〜3ヶ月もかかるのか・・・・
肺炎コワイ。

発症9日目 入院5日目

昨日と本人の状態は大きく変わらず、咳は残っていましたが、

無事予定どおり退院が出来ました。

 

 

 

退院前には最後に1回吸引してもらいましたが、
鼻血は出なかったです。

 

 

車もなかったので、大荷物でしたが
タクシーで息子となんとか帰る事が出来ました。

 

 

まとめ

 

長男は今回で3回目の入院でしたが、
入院後の回復は一番早かったです。

 

RSウイルスは2歳までにほぼ罹患しますが、
2歳以上なら抗体のおかげで、
症状が軽くなっていくようです。

 

 

今回、初めて子ども病院に入院しましたが、
小児科のある普通の病院と比べて子どもにとって断然良かったです。

 

 

「子どもが第一優先」に考えられた病院だなと実感しました。

 

 

 

子ども病院とはどんなところなのか、メリット、デメリットなど
今後また記事にしたいと思います。

 

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

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